つい先延ばしにする癖のある私が余命を意識したら『DIE WITH ZERO/ビル・パーキンス』感想
私はあと何年生きられるだろうか?今の体力はいつまで持つか?
この本は人生は有限であることを思い出させてくれた。読み終わったあと、自分は死ぬまでに何を経験したいのか?そのタイミングは?と人生について考えていた。
自分が病気でもないと、つい当たり前に明日が、来年が、10年後が来ると思い込んでいる。しかも今の気持ちや体力は変わらないと思ってる。でもそうじゃないんだと痛感した。この本に出てくる自分の寿命を教えてくれるアプリ『Final Countdown』をやってみようとしたけど、日本語設定ができなかったので代わりに『寿命時計』をダウンロードして入れてみた。
20代の体力は今後衰える一方だ。大胆なことに挑戦するリスク、失敗して挽回するチャンスも今がベストだ。覚えておきたい言葉をメモしておく。
「無駄遣いをするのではなく、今しかできない経験、価値のあるものへの支出と将来のためのバランスをとる」
金をじゃかじゃか使えと言っているのではなく、人生で最も重要な「思い出や経験」にお金を使うことを渋るな、ということだと解釈した。貯金も大事だけど、体力があって何でもできる20代の貴重なお金を老後資金なんかに貯めておくのは辞めようと思った。
「喜びを先延ばしにしない」
老後までやりたいことを待つという考えはたいてい失敗する。だから今なんだと。私は何か先延ばしにしていることはないだろうか?家づくり、海外旅行、世界遺産巡り…。
「物事にはそれを行うための相応しい時期がある」
「死ぬまでにやりたいことリスト」は書いたことがあった(書いた紙はどっかいった)。けどこの本では、さらに期間を設定することが受け身にならない秘訣だという。なるほど。ここでも自分の寿命、体力を意識しろと。早速つくってみよう。
「金ではなく健康と時間を重視すること、あらゆる年代で健康の改善は人生を改善する」
体力がいかに大事か。今20代後半だけど確かに大学生の頃より徹夜のダメージとかが違う。これからもっと衰えるんだろう。維持するための努力、してない。とりあえず今日散歩しよう。
刺激のある本だった~~。林先生の「今でしょ!」の顔が頭に浮かんできた。